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願い

わたし「もしかして、こんな辛いのが一生続くんですかね?俺の場合」
師匠「そうだよ」
わたし「やっぱり。でも俺がやり遂げれば娘に悪影響は行きませんよね?」
師匠「行かない」

島道鉱泉のお風呂場での会話である。

和歌山のTさんの施術を受けてから2日たったことになるけど、その効果かおぼろげながら全体が見えてきた。

この数ヶ月自分に何が降りかかっていたのかを。


頭の半分が死んでいても一緒にいたかった。

アレが再び来るのが見えたから避けたら一人になった。
もう一度アレが頭に住んだら回復にいくら時間がかかるかわからないから。

本当はそれでもよかった、ずっと一緒にやっていられるのなら。

でもパパリンは自分の思い通り生きることなんて許されない。
ちゃんと事をなせなかったら、自分の責任が娘にかかるから。

親がやるべきことをやらないと子供にそれがかかる。
それを身をもって知っているのが自分だから。


でも、もうちょっと、ほんのちょっとでいいからまどろんでいたかった。

「小さなしあわせ」

自分のそれに繋がる条件が一掃されてしまったのがこの数ヶ月の出来事だとわかった。


欲しかったなあ。


師匠「働きが違うんだよ、君は伸びしろがまだまだいっぱいある、幸せなことだと思うよ」
わたし「(あんまりそうは思えないんですけど)それってまだまだ悲しい思いするってことでしょ?」
師匠「君はそのたびに成長するんだ、今までだってそうだったろ?」
わたし「いやだなあ」

子供のころにもらえなかった何かを探しているような人生だったけど、
片田舎の鍼灸師としてのんびり暮らしたかっただけなんだけど、
結局それは手に入らなかったことになる。

それは本当に手に入らないのだ。

by hariponpon | 2012-05-30 22:29  

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