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偏差

久々に予約をしてくれた患者さん、診ると頭に気が登ったままの状態。
ざっくりいうなら気功でいう「偏差」の状態で、こうなるとプラス思考が一切できなくなる。
記憶の上書きというか修正もしにくくなるので、トラブルも多い。
当然体調も悪いが、この状態は周りの人から見ると本人のパーソナリティの問題にしか見えないのがもっとも残酷なところ。
実はカラダの問題が先にあるのだ。
精神的に追い込まれて発生してしまう肉体的な問題でもある。

これは術者側もあせってはいけない。
患者さんの中に「治りたいと思うから壊れる」回路ができているからだ。
つまり「治そうとすると壊れる」のだ。
治療法はリラックスさせる事が主眼となる。

この患者さんも猛烈なマイナス思考から離れられず、周りもそれに疲れていた。

軽めの施術、急激に治そうとしないように注意しながら治療しなければならない。

なんだか変な感じだけど、我慢我慢。

最後にお灸をして終了。

なんだか楽になったとの事。

この症状くらい「患者さんの手伝い」っていう治療スタンスを試されるのは他にないよなあ。

by hariponpon | 2012-06-16 00:39  

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