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とんび

今日ライトで治療を終えて次の予約の為に旧院に移動しようとしたとき、ドアを開けたら、

(T◇T)


なぜか目の前にとんびが座っていた。

3段上の階段に座っている。

見つめ合うこと暫し.......

無視して階段を下りようとしたら、急に飛び立ち2階の明り取り窓側の壁に激突。

ふむ。

1階まで下れば出口なのに、正面の明かり取り窓側に飛ぶから出られない。
このままだと明日の朝には蒸しとんびの死骸を見ることになりそう。
今日は下の不動産屋さんとライトにしか人が来てないし。

致し方なし。
救出作戦だ!

長い棒を使いとんびを寄せる。
なんだか元気がないとんびでクイックルワイパーみたいにスーッとこっちに来る。
全然自分で動こうとしない、が後一歩のところで再び飛び立ち反対側の壁にぶつかる。

骨折しちゃうぞ。

が、なんども追いかけては棒でスーッを繰り返すととうとう飛ばなくなった。

こちらを見ておびえてる風である。
何にもしないよ。

終いには背中を床につけて両足を上にひっくり返ってじっとしている。
いや、怖がりすぎだろ、犬かお前は。

でもすげー可愛い。
可愛すぎである。
でも本鳥にすれば恐慌状態であろう。

棒をそっと足に近づけたらぎゅっとつかんだ。

よし、そのままでいろよ。

もちあげて、1階の出口に高さまで下ろした。

逆さまにぶらさがっていたとんびは出口に気がついて飛び去った。

恩は返さなくてもいいから逆恨みしてこちらを襲うのだけはやめてくれよ、心でつぶやいた。


しかし不思議な体験だったなあ。

by hariponpon | 2015-06-14 00:10  

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