精神について 5.蜘蛛の巣の続きの続き
2015年 12月 13日
続きの続きです。
関係というものは欲望のエネルギーで作られている事を先に説明しました。
これは強いエネルギーを出す人間が他を操れる、という事を意味しています。
完全に操れるわけではありませんが影響は与えられます。
一番うるさい人間とそれを黙って聞いている人間くらいの差で、精神的な「層」は大差無いのですが、確かに宗教団体的なヒエラルキーが出来ます。
基本的に層が上の人間に下の人間は逆らえません。
支配または搾取と言っても良い関係が生まれます。
が、これにはもっともな理由があります。
下の人間は上の人間に自分がやりたくない事をやってもらっている場合が多いのです。
精神的な依存や現実的な補助、自分が言えない事を言ってくれるなど、です。
それが等価交換とはいい難い事を除けば致し方ない部分があるのです。
自分の弱さをかばってもらうと支配される、という形です。
支配されている人間がこの部分を克服すると、関係から解放されます。
事実、前のブログに書いたアドバイスを実行したら家まで建った患者さん、ちゃんと原因はご自身にありました。
アドバイスを実行して出た結果は当人の問題であり責任です。
しかしアドバイスをした方にも当然責任はあります。
言い放しなんてありえません。
当然アドバイスをする以前に相手を精査します。
その患者さんの状況は「お金で縛られている」であり、じゃあ家を出て収入が減ったら不味い状況に陥るのか?に対して自分は「大丈夫」と見ました。
要は問題は患者さんのお金の不安と「ケチな性分」だったのです。
それを「親を大事にしなくちゃ」とか「周りにどうこう言われたら」などの尾びれ背びれを自分で付けて隠そうとしたから却って辛い人生だった、という形でした。
出来るはずの状況なのにやっていなかっただけですから、やったら当然上手くいきます。
この男性の患者さんは60歳近いのに家を手に入れる事が出来ました。
最初からそういう器だったのに、自分でそれを小さくしていたのです。
ほとんどの支配される人間のパターンはこれです。
ただ、支配する側は一番恐れる事態なのでそれこそ常時そうならないような監視はしています。
電波のようなそれを常時投げているわけですから、こちらの変化を「なんで知ってるの?」な状況があっても全く不思議は無い事を書いておきます。
by hariponpon | 2015-12-13 00:28 | 心の地図とその仕組み